ごあいさつ さて、コロナ禍を要因とした世界同時インフレは粘着性が高かったものの、令和6年度第1四半期において、漸くカナダやECBなどで金利引き下げの動きが出始めてきております。わが国の消費者物価指数は2%程度の上昇に収まりつつあったものの、今年5月の輸入物価指数は前年比プラス6.9%と年明け以降上昇傾向で推移しており、日銀の7月会合での国債購入減額に加え、短期金利引き上げの動きが明確になりました。 地域経済の状況は、原材料価格の高騰やエネルギー価格の高止まり、物流費の上昇、2年連続の大幅な賃上げなどへの対策として、販売価格やサービス価格への価格転嫁が進んでいる企業と、なかなか進まない企業とに分かれており、業績を改善していく上での明暗となっております。 このような状況下、当組合は輸入物価・諸物価の上昇やコロナ禍の影響を受けている事業所に対して、伴走型で本業を応援する活動として補助金申請サポートや外部機関との連携、事業継続に向けてお取引内容の柔軟な見直しなどに注力し、生活者の皆さまには生活の安定に資する取組を使命として推進してまいりました。 今後とも、事業者や生活者の皆さまへのサポートを通じ、地域を活性化し豊かな暮らしを実現する担い手として、「ちかくにいるからチカラになれる」信用組合の存在意義を高めるために役職員一同奮励努力してまいりますので、何卒、一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 皆さまにおかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のご愛顧お引き立てを賜りまして誠にありがとうございます。 本年も、皆さまから当組合に対するご理解を一層深めていただくために、令和6年3月期の決算内容や地域貢献への取組状況などを収めましたディスクロージャー誌を作成いたしましたので、ご高覧賜りますようお願い申し上げます。 先ずは、令和6年能登半島地震により被災されました皆さまに対しまして、心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。理事長令和6年7月1
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